天童山の坐禅修行
宝慶元年(西暦1225年)五月一日、道元さまは天童山景徳寺に登り如浄禅師と相見する。如浄禅師は六十二歳の高齢でしたが修行に励む僧たちにことのほか厳しく指導されておりました。ある朝坐禅中に一人の僧の居眠りを見つけるとこの僧を大声で叱りつけました。雷のような僧堂に響きわたる声を聞き、この瞬間、道元さまは大悟(お悟りを開かれる)された。
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